いであつしの 『モードの鼻毛mini』
Vol.8 日本におけるアバクロ問題
ホリエモンが胸に「FITCH」と書いてあるTシャツを着てた時点で「ああ、これでもうアバクロも終わったな」と思ったね。なんでもあれはアバークロンビーがエズラ・フィッチに買収されてアバークロンビー&フィッチになったってぇのを皮肉って着てたらしいけど、それ以前の問題だ。
ホリエモンに限らず、今TVをつけると、アバクロを着ている芸能人がやたら目につく。とくに多いのがお笑いタレント。アバクロ着てりゃあまぁそこそこいまどきだってことでTシャツやらトラックジャケットやらアバクロの刺繍が入ったひと目でそれとわかるやつをみんな着ている。とくにTシャツはバージョン違いが多いからってんでたいへんに重宝してるみたいだね。まぁ、いまどきのカジュアルってぇのは、気をつけないと下手するとみんな最近の若手芸人になっちゃうからね。そうそう、そういや花田勝夫人もワイドショーで犬の散歩中にコメントを求められてしゃべりまくってた時、アバクロのキャップを目深に被ってた。オリーブ少女だったくせに。
まぁそういうわけで、いよいよアバクロも着てたらチョイヤバなブランドにすっかりなってしまってるわけです。にもかかわらず、いまだに渋谷や原宿のアメカジショップでは法外な値段でアバクロが取引きされている。向こうで買ったら3千円もしないTシャツがアータ、7千円ぐらいすんたかんね。バーロー、誰が買うかよ。中曽根んとこの「あきづ」なんか見てみい。まだ「GAP」が日本に上陸する前に昔「ラブラドール」でポケTを一枚4千円ぐらいで売って暴利をむさぼってた頃の勢いだ。その点、今の渋谷のラブラドールは偉いぞ。こないだ「ビギン」で一日店員をやらしてもらった時に「なんでラブラドールはアバクロを置かないのよ?」って聞いたら、「今はお客さんもネットなんかで現地の値段を知ってるから、そんな高い値段をつけて売ったりできないんですよ」って言ってたよ。
ちなみに最近オレは下北沢で最も現地に近い適正価格でアバクロを売ってる店を探して、ポロシャツを買いました。ポロシャツはまだ若手芸人に見られない賞味期間のあるアイテムだからね。え、そんなに文句ばっか言ってるんならばネットで直接注文して買えばいいじゃんかってか?そういうのはやなのっ!(2005.6)