いであつしの 『モードの鼻毛mini』
Vol2 日本におけるマッキントッシュ日和
今回は「日本におけるマッキントッシュ日和」について考えてみたい。マッキントッシュっていったってパソコンじゃないよ。鼻毛マニアならばもちろんおわかりだと思いますが、英国が生んだ永世ど定番のあっちの方のマッキントッシュのことね。
このマッキントッシュ。冬のバーゲンも終わった2月半ばの春まだ浅い、でもなぁんかもう重たいバブアーとか着たくないよなぁなんていう今頃になると、毎年のこと、どこのセレクトショップでもスプリングコートとしてここぞとばかりに一斉に店頭に並べ出すわけである。とりわけ今年は大幅にデザインが細身でオシャレになったってことで、UAやビームスやシップスやエディフィスやトゥモローランドなど、どこでも別注ものがズラリと店頭に並んでいるのだ。
ぼくもさっそく先日、ビギンの取材の帰りに「どれどれ、新しくなったマッキントッシュってぇやつを見てやろうじゃないのよ」と綿谷画伯とトゥモローランドを覗いてみた。
え、ありゃなんだい?あのペランペランなマッキントッシュはよぉ〜。
ぼくと綿谷画伯は生地を触りながら「違うよねぇ〜、これは」だとか「昔の方がよかったよねぇ〜」だとか、毎度のことながらまたまたオヤジが言いたい放題だった。でもここだけの話、ホントのこというと新しいマック、バリバリしてないし細身だし、オレの持ってる旧型マックなんかより全然カッコいいんだよなぁ〜。今頃になってあれはズルイ。卑怯。反則。できればかえっこしたいくらい。
しかしこのマッキントッシュ。持っていても、この日本で着られる日は年に数回もありゃしないんだよねぇ。本来はレインコートだってぇのに、梅雨時なんかアータ、暑くてムレムレだし。冬は冬でアウターとしてはとてもじゃないが薄くて寒くて着られやしないし。いったいいつ着りゃいいのよ、フントニモー。
だからちょうど今ぐらいの時季がマックを着られる年に何度もないチャンスなんである。気温11℃〜13℃、湿度40〜50%、天気薄曇り。そういう日がまさにマック日和。この日を逃したら、また一年マックは着られないと思え。細身でオシャレになってもこれは変わらないのだ。て、これ書いてる時点でもうそんな時季が終わっちゃったよ。あーあ、これでまた一年、着られません。マッキントッシユ。
(2004.4)