いであつしの 『モードの鼻毛mini』

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Vol1 はじめてのローライズ

 えー、えらい長いこと更新しておりませんでしたが、今年からコラム横丁の若旦那のコラムも内容を一新!ビギンで連載していたファッションバカコラム「モードの鼻毛」のミニ版を不定期掲載していきたいと思いますんで、よろしくどうぞ。
 というわけで第1回目は、はじめてのローライズパンツについて考えてみましょう。
 

 先日、近所のコンビニでメンクラをパラパラと立ち読みしてたら(立ち読みしないでちゃんと買えよ)、笑っちゃいました。「はじめてのローライズ」だって。「はじめてのおつかい」じゃないんだからさ、いくらなんでも、このタイトルのつけかたはないんでないの。
 でもまぁ、
30半ばから40ぐらいのポパイオヤジたちにとっては、ローライズパンツ。あれはなかなか越えられない壁の1つである。ジーンズといったら、いまだに頑なにリーバイスの501、しかもメイドインUSAじゃなきゃダメなんていうオヤジたちですからね。ローライズはもちろんのこと、ダメージ加工とかクラック加工ジーンズなんてもってのほか。あんなもん、ジーンズではないかんね。
 メンズノンノとかあのへんのファッション誌の海外ファッションスナップなんかを見ても、最近はみ〜んな小汚いローライズ腰履き野郎どもばっかだしさぁ。ポパイオヤジにゃちーとも参考になんかなりゃしないでやんの。「パリよ、おまえもかよ!」と、世界の中心で思わず叫んでしまったね、オレは。そういや一月にロンドンに旅行してきた綿谷画伯も「ベッカムみたいなのばっかで、オレのほうがよっぽど英国紳士だったよ」と嘆いていた。
 でも、ウチの近所の公園でよく見かける、お砂場で子供と一緒にしゃがんで遊んでる「インレッド」とか読んでそうな、いまどきのローライズジーンズママたち。寒くて鳥肌がたってるハンケツ丸出し。あれはなかなかにいいもんだけど(同世代のオバサンたちのローライズはいくない。やめてほしい)。
 と、さんざんいっておきながら、すまぬ、同志たちよ。実をいうと最近オレもついにとうとうローライズに魂を売ってしまったのだ。
 ぼくのはじめてのローライズはチノパン。最初にはいた時は「おいおい、なんだよ、この股上の浅さはよ〜」と戸惑ったのだが、これがアータ、はいてみるとすこぶる楽チンで、とくにオレみたいなデブにはいいんだなこれがまた。いい具合に腹がウェストの下にのってくれて。もうね、最初は遠慮がちにいちいち上げてたんだけど、そのうちどんどんズリ下げてはくようになって、今じゃもうジーンズもチノパンもすっかりローライズ。スソなんてアータ、ダブつかせちゃったりなんかしてベッカム状態なんだもんね。
 え、リーバイス50
1ぃ〜?メイドインUSAだって?ダッセェ〜、いまどきはかないですよ。そんなもん。
(2004.2)

 

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