いであつしの 『hibidasu』

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◎ 小林製薬から発売してほしいモノ。

 某月、某日。すっかり秋モードに入ったとはいえ、やっぱりまだまだまだ暑い。
 とはいえ、一日中エアコンをつけてたりした日にゃあ、横町の大家から「電気代、いくらになると思ってんのよっ」と言われてしまうんで、ここはガマンしている日々が続く。
 そんなアッシの毎日の暮らしに欠かせないのが昔ながらの文明の利器、扇風機。
 回転させるなんて野暮なことはしない。キッチリ、機体の頭についてるポッチをプチンと押し上げて羽根を固定させ、もう全面的に風を自分だけに向けて贅沢にまわしている。
 そうしてちょっと部屋を移動する時でも、羽根を固定させた扇風機も一緒に持って移動している。もうどこでも扇風機といっしょ、独占!扇風機の風なのだ。
 こういう時、つくづくコードレス扇風機ってないものなのかと思ってしまうんだけど、先日、小田急線の売店で単三電池で回るハンディタイプの扇風機ってヤツを見つけた。
 だが、ありゃあダメだ。あんなモノで送られてくる風は気休めである。音なんか虫が遠くでパタパタ鳴いてるみたいでセコいったらない。よけい細かい汗をかいちゃいそうだ。あれは、扇風機道から外れてるな。
 そんなふうに日々、扇風機道を精進して暮らしているわけだが、実はコードレス扇風機なんかよりももっと切実に欲しいモノがある。それは何かというと、扇風機クリーナーだ。
 扇風機ってぇヤツは意外とすぐに汚れる。まず、羽根を覆っている網ね。この網の網目と網目んとこの間が、ほうっておくと3日くらいですーぐ塵埃がたかっちゃうんである。んで、網の1本1本にもなんだか黒い塵埃がこびりついちゃってるのだ。
 もっとヒドいのが、中の羽根部分。これがまた3日もおかないうちに、すぐ羽根の1枚1枚に塵埃がビッシリと、まるで汚れた換気扇のごとく付着してしまうんである。
 私のようなヘビー扇風機ユーザーにとっては、これがもう辛抱たまらんのね。
 すぐさま電源を抜いて、羽根を覆ってる網を取り外し、続いて羽根部分も取り外して扇風機を解体すると、まずは掃除機で軽く付着した塵埃を吸い取る。しかるのち、今度はウェットティッシュを使って網及び羽根にこびりついた塵埃を丹念に拭き取るのである。
 しかし、そんな苦労をしてぴかぴかに掃除しても、3日もすると扇風機はすぐまた汚れてしまうのだ。何かもっとこう、効率のいい打開策はないものだろうか・・・?
 そこで今回の本題である小林製薬である。小林製薬。この会社が発明して、次々と家庭向け衛生商品マーケットに定着させた名作は数多い。例えば誰でも知っているところでは、トイレの消臭剤モノの数々。もはやこの分野では小林製薬が一番といってもいいだろう。
 けど、何といっても小林製薬の最もスゴイところは、そのネーミングと家庭衛生用品に対するあくなき隙間探しである。「トイレその後に」や、「あ!レンジきれい」、「チン!して拭くだけ」、「ポット洗浄中」「汗わきパット」や「エアコン徹底洗浄!クリーナー」「あせモアスプレー」「髪の毛集めてポイ」「アイボン」などなど・・・。
 なんでも、小林製薬では企画会議の席で社員たちに「自分が生活してる中でこんなのあったらいいな」と思ったモノを発表させて、それがよければすぐさま製品化しちゃうらしい(それでたまにとんでもないモノが発売されたりするのだろうか?)。
 だったらばぜひ、小林製薬から扇風機のクリーナーの発売を私は切に願うわけである。そうね、さしずめネーミングは「あ、扇風機の網目と羽根の徹底洗浄!できれい」なんてどうだろうか。もちろん、CMのナレーションは渡辺篤で、「ほら奥さん見て見て、こ〜んな扇風機の汚れた網目と網目の間も羽根もこれ1本でブシュッ!とひと拭き」。
 来年の夏あたり、出ないかなあ、小林製薬から。出たら絶対買う。
 

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