いであつしの 『hibidasu』
◎ 洗濯ハンガーの寿命と替えどき
某月某日。先日の春一番が吹いた日に、かれこれもう5年近く愛用している洗濯ハンガーがついにとうとう崩壊してしまった。崩壊してしまったという言い方が相応しいほど、今度こそ本当に崩壊してしまったのだ。
なにしろこの洗濯ハンガーは、これまで何度となく壊れては「もう今度こそダメかもしれないな…」と思いつつも、ありとあらゆる応急処置をほどこして使い続けてきたものだ。
たしか最初に壊れたのは、プラスチックの四角い角の真ん中部分を支えるバッテン状の柄の部分だった。ここがまず割れて折れた。しかしビニールテープでぐるぐる巻いて応急処置しといたら、それで2年ぐらいもった。
次に壊れたのは、洗濯竿に引っ掛けてとめるS字フックのところ。ここの本体部分とフック部分をつないでいる箇所が割れて折れた。
しかし洋服掛け用ののS字フックを割れて折れてしまった箇所に下から通して合体させて応急処置しといたら、それでまた2年もった。そしたら次は最初に壊れたところがまたバリバリ割れてしまい、もはやビニールテープでは補強できないほどになってしまった。
今度こそもうダメかもしれないな…。
と、思ってはいたのだが、とりあえず新しい洗濯ハンガーにすぐ買い換えるまでの応急処置として、割れてしまってプランプランになってしまっている箇所の下部分にワリバシで支えを入れてまたまたそこをビニールテープでぐるぐる巻きにして使っていたら、それでまた1年ぐらいもってしまったのだ。
そしてついにとうとう今回の春一番による大惨事。
しかしこうなるともう長年使っている耳掻きとかバスタオルなんかと一緒で、捨てるに捨てられないものである。愛着すらある。ここのここんところをこうすればいいとか、他人にはできない自分にしかできない上手な干し方のコツなんかもあったりするのだ。
だが、今度こそもうダメだ。再生不可能。
ついにこの洗濯ハンガーにも寿命がきたようである。とっくに寿命だった気もするけど。
というわけで先日、5年ぶりに新しい洗濯ハンガーに買い換えたのだ。今度は強風でも割れて折れないようにプラスチック製でなくて金属製のやつにしたもんね。
でも新しい洗濯ハンガーって、サイフとか腕時計とかを新しいのに買い換えた時と同じで、自分になじむまで違和感があるんだよね。
いつものオレの干し方になじむまで、ずいぶんエイジングがかかりそうだ。
(2003.3)