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 ペリー荻野のTVコラム 『注目のヒト』

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 ◎ 今週の注目 真理アンヌ

 仕事ででかけたニューヨークにて、「ボンベイ・ドリームズ」というミュージカルを観た。
 「美女と野獣」とか「オペラ座の怪人」とか「ライオンキング」とか、名作が目白押しのブロードウェイで、なぜ、これを選んだかというと、一緒にいた芝居の専門家たちが全員「ペリーさんはコレがいい
!!」と推薦してくれたのである。
 芝居が始まってすぐ、みんなが推薦してくれた理由がわかった。とにかく「濃い」のである。私の英語力じゃ物語の詳細などほとんどわからないのだが、そんなことは気にならないほど、やたらみんなが歌って踊る。恋も陰謀も夢も失望もとりあえず熱烈に歌ってすます。そういえばこの間「博多座」で見た「ミュージカル版暴れん坊将軍」にも通じるものがあるではないの。歌って踊って「成敗
!!」してたもんなあ、上様…。
 だが、そんなことより何よりも、驚いたのは劇場の雰囲気である。作品が作品だけに、観客にはインド系の人が多い。私のすぐ隣には、彫りの深い顔立ちの美人が座った。誰かに似ていると思ったら…おお、真理アンヌ
! インド人の父と日本人の母を持ち、エキゾチックな存在感で、「ウルトラマン」でも人気になったアンヌのそっくりさんがすぐ隣に。どきどきしていると、なんと、少し前の席にもアンヌ風美女がいるのである。よく見ればあっちにもちょっと若いアンヌ、斜め前にも中年アンヌ、とあっちにもこっちにもアンヌがいっぱい。
 芝居の出来不出来よりも、頭の中はすっかり「アンヌの微笑み」に占領されてしまったが、終演後「そうだ、ならばこの人のそっくりさんもいるのでは
!?」と急いで探したインド系演歌歌手「チャダ」は、なぜかひとりもいなかった。どうしてかはわからない。 (2004.5)

  

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