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 ペリー荻野のTVコラム 『注目のヒト』

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 ◎ 今週の注目 川上麻衣子

 

 先日、昼ドラの新番組「牡丹と薔薇」の記者会見に行った。
 時代劇ならともかく、現代ドラマの記者会見に行くことはめったにない私だが、この番組だけは別。なにしろ、出演者の味の濃さ。
 主演が大河内奈々子。その妹が小沢真珠、姉妹が好きになる男が西村和彦、姉妹の実の葉はと育ての母との母が、北原佐和子と川上麻衣子。そして、佐和子の父が佐藤仁哉で、その愛人で佐和子の実の母が新藤恵美。間違いない!人選の数々なのだ。
 この顔ぶれの中で、私がつい、注目してしまうのは、川上麻衣子なのである。
 「はぐれ刑事」をいつも見ている人間にとって、川上麻衣子は、心配な親戚の娘のような存在だ。いつも事件に巻き込まれ、疑われる。仕事もうまくいかず、男にだまされる。ほほはふっくらしているのに、どうしてこんなに不幸に見えるのか? 
 「牡丹と薔薇」でも、麻衣子は初手から踏んだりけったりである。看護婦をしながら、八年も面倒を見てきた男を、あっさりお嬢様(佐和子)にとられ、捨てられる。嫉妬に狂った麻衣子は、夫婦の生まれたばかりの娘を拉致し、自分の子として育てる。夫婦は翌年生まれた次女を宝のように育てるが、
20年後、姉妹は、お嬢様(小沢)と召使(大河内)という立場で再会する…。
 嫉妬に燃える目で、メスを握る麻衣子。ああ、また心配な展開だ。どうしてこういうシーンがぴったりくるんだろう。
 私が川上麻衣子に注目したのは、実は数年前の「セサミストリート」なのである。 
 日本特集で、日本にやってきたビッグバード。でも、あっという間に道に迷い、それを助けたのが麻衣子だった。いろいろ親切にされて、「もっといっしょに」と思ったら、なんと麻衣子は「私はかぐや姫。月に帰ります」などと言い出したのである。
 いきなり月! これは私たちならともかく、全米の子供たちに理解できたのか。そして、全米の子供たちには「カグヤヒメ」と言えば、麻衣子の顔が浮かぶってことか
!?
 
以来、麻衣子の行く末が気になって仕方ない私。いつになったら、麻衣子に幸せが訪れるんでしょうか?

 (2003.12)

  

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