ペリー荻野のTVコラム 『注目のヒト』
◎ 今週の注目 小ネタいろいろ。
先日、渋谷のデパートの中の喫茶店で打ち合わせをしていたら、目の前を巨大な黄色いかたまりが通り過ぎた。「おお、ビッグバード!!」と思ったら、それは「ぶかっとした黄色いセーターを着た小川真由美」であった。
黄色いセーターくらい、いろんな人が着るだろう。どんなにミニマムなデザインが流行しようと、あたしはぶかっとしてなきゃいやだという人も多いに違いない。でも、それを小川真由美が着た段階で、何か別のオーラが発生するのである。私と打ち合わせしていた相手は、ちょうど背中側を真由美が通り過ぎたので、どうして私が口あんぐりになっているのかわからず、「どうしたんですか?」と聞いてくる。目配せで「あっちあっち」と黄色い方向を示すと、「わー、いいもの見られました」と感激していた。
最近、私が気になってる芸能人と、思わぬところで遭遇することがよくある。
この間なんか、またまた渋谷の喫茶店で打ち合わせ中、「隣のテーブルに大和田伸也、斜め向こうには若林豪」というすごい状況になってしまい、ぜんぜん打ち合わせに身が入らなかった。大和田信也といえば、近頃、濃厚な昼ドラ「真珠夫人」で新しい芸風を確立したばかり。「まったく瑠璃子さんは、お転婆なんだから」「瑠璃子さんは、お砂糖おひとつ? それともおふたつ?」….って、どうして私は大和田信也のセリフをメモってるんでしょうか。つまり、メモらずにはいられないほどの何かが、このドラマの大和田信也にはあったわけだ。そして、ゴー・ワカバヤシ。実は私は「若林豪保存会」なるものを数年前に結成し、その動向には、特に注意を払っている。私にとって「ゴー」といえば、ヒロミではなく、ワカバヤシなのである。テレビに出ればチェックし、舞台に出れば見に行く。なのに、こんなに至近距離にご本人が!! 大和田一派は打ち合わせ、若林一派はなにやら衣装の生地みたいなものを選んでるようだった。そんなに特別の店でもないのに、なぜ、ここにはこんなに濃い空気が漂っているのか。
この店で打ち合わせしたいと言い出したのは私だ。私の中の「濃いもの好き」が何かを呼んだのか。人間、願えばかなうこともある。願いの中身はどうあれ。(2002.4)