ペリー荻野のTVコラム 『注目のヒト』

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 ◎ 今週の注目 小川真由美

 視聴率がふるわないとか、いろいろ言われているようだが、私は今年の大河ドラマ「葵徳川三代」が好きだ。毎週見る。
 その理由はたったひとつ。
 「淀殿の小川真由美を見るため」
 見てない人のために言っておくが、この番組の配役はすごいぞ。豊臣秀吉の側室になった長女が小川真由美、徳川二代将軍の側室になった次女が岩下志麻、大名の後家になった三女が波野久里子。真由美、志麻、久里子三姉妹・・・。なにか「むんむん」するほどの強烈さである。この三姉妹の前にあっては、徳川の将軍が津川雅彦だろうが、西田敏行だろうが、吹き飛んでいる。歴史上はとっくに徳川優勢の世なのに、小川真由美が「豊臣の世なの!!」と言えば、「そうかもしれません・・・」と納得しそうだ。
 真由美淀殿のメイクもまた、迫力である。
ふだん現代ドラマで松嶋菜々子などをありがたがって見てる「ナチュラルメイク派」が見たら、ひっくり返りそうなほどに濃い。一部のスキもなく塗り込められたファンデーションに、淀殿の鼻息をかいま見る思いだ。
 しかし、真由美の実力はこんなもんじゃなかった。最近、NHKで再放送されている中井貴一の「武田信玄」(88年の大河)。真由美は公家から嫁いだ信玄の正室(紺野美沙子)が京都から伴った侍女・八重の役。真由美は真っ白メイクで自前の眉を塗りこめて、額に公家系の丸い描き眉。典型的な「女官」である。真由美の女官ルック・・・。一度見たら忘れられない。無骨な武田家が大嫌いで、ふたことめには「姫様、京の都へ帰りませう」てなことを言う。そのために信玄の家臣(児玉清)にこっそり近づく。女官真由美にウッフンとラブ光線を送られたら、児玉清はひとたまりもなかった・・・。 
 どんな形であれ、見る者をくぎづけにする女優・小川真由美。私はこれからも、見つづけるつもりだ.。なんで?と問われても、答えられないけど。