
加藤茶犬の 『番犬商売』
◎茶犬のパーツ健康道
その2.皮膚の健康
よく、皮膚は「内臓の鏡」と言われます。
内臓の健康状態が、皮膚には多大に反映される、ということなのでしょうが、実は茶犬はあまりこの言葉が好きではありません。
それというのも、過去、茶犬は、その言葉が真実とするならば、おそらくラード並に脂ぎった内臓を持っていたんじゃないかというくらい、頑固で強力なニキビに悩まされていたからです。
今でこそ、思春期のニキビはホルモンバランスの崩れが一因であって、当人ひとりではどうこうできない場合も多い、なーんてことも知ってますが、セーラー服の女子高生時代にはそんなこと知りません。
・・・気にしてました。トーストに塗るマーガリンさえ、いじいじと少量を限界までのばして使い、授業中は赤く痛いにきびをついいじって、白い芯が教科書に飛び、指は血まみれ、なんてこともありました。傷口を押さえたハンカチの赤い点々を見て、何度「もうやらない」と誓ったか数え切れません。しかし、片や、ニキビになんてまったく悩まないで済むクラスメイトもいて、マクドナルドに行きゃあポテトLとシェイク、紅茶ならスティックシュガー一本いれちゃうよ、なんていう、私から見たら驚異的な量の油と砂糖を摂取しているのに、なぜか肌はぴかぴか。「ポテト食べる?」なんて余裕の態度がまた憎い。しかもそういう子に限って、スタイルまでいいのです。ああ、世の中には、自分の努力だけではどうにもならないことって、あるんだなあ・・・とひとつ大人になった茶犬でした。
さて、ニキビ花盛りを過ぎて、ほっと一息・・・かと思いきや、肌との格闘は、まだまだ続くのですね。皮脂が減ってきたことの代償としての乾燥、シミ・シワ対策、UVケア、化粧品の使いこなし・・・全部気にしてたら、肌いじって一日終わっちまう!というくらい、課題は山積です。
でも、とズボラな茶犬は、たまに思います。ケアしなきゃ!という強い気持ちが、逆にストレスになっちゃあ意味がない。「仕事でストレス溜まって肌ボロボロ」なんていう話を聞くたびに、皮膚は「内臓の鏡」であるのと同時に「気持ちの鏡」なんだなあ、と思います。すべてのケアを怠って、『女捨ててる』感じになるのもどうかと思いますが、多くの女の人にとっては、肌との格闘は一生のコト。先は長い。
皮膚という、文字通り表面だけにとらわれない広い目と、長期間かける覚悟の長い目と。皮膚の健康を得るのには、この二つが要りそうです。