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 加藤茶犬の 『番犬商売』

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   ◎茶犬のパーツ健康道

     その1.あしの健康

 足の裏を刺激する健康法が大ブームです。
いい香りのするサロンで眠くなっちゃうような優しい英国式、脳天までしびれるような強い刺激を送りこんでくる台湾式など、様式はいろいろありますが、足裏刺激によって身体全体の調子を整えるという考え方は共通しているようです。そりゃあまあ、どこの国の人であっても二本足で立ってる以上、全体中をあれっぽっちの面積で支えているわけですから、みんなが「足の裏を大切にしよう!」という気になっても不思議はありませんね。様式にはお国柄、出てる気がしますが。
 かくいう茶犬も、中学一年から研究をはじめた、筋金入りの足裏刺激フリークです。ツボからゾーンから、現在も「ゆほびか」を愛読して研究を欠かしません。その手のサロンに行っても、痛がりながらも、「ここ、○○のツボです」「××、弱ってますねー」なんていうセラピストさんの声は絶対聞き逃さず、自分の知識を確認する始末。(それにしても、どうして痛いところがあると、ちょっとうれしいんでしょう。健康を望んでおきながら、どこも痛くない、悪くないならないで寂しいなんて、間抜けな話ですよね。)
 もちろん、暇さえあれば自分でも揉んでいます。首や顔などのデリケートな場所とは違い、ぐりぐりと刺激してもよく、しかもそれだけでもむくみなどがかなりとれるという手軽さ。さらに、普段はめったに人様の目にもさらされない地味なパーツである足の裏に、目から肩から内臓から、全身の状態が表出するという摩訶不思議さ。まさに足の裏は、素人をも虜にする、パーツ健康道のインパクト大賞に輝く存在です。
 しかし、足裏というのはただすばらしいばかりのパーツかといえばそうではなく、ニオイ、水虫などトラブルを抱えやすい一面も持っています。それらの対処法についても、怪しげな薬やら民間療法やら様々にあるようですが、ポイントはやはり「清潔にする」、これに尽きるのではないかと思います。
 たとえば、茶犬は毎朝、同じ時刻の同じ電車・車両に乗るのですが、車内でいつも見かけるOLさんは、気づけばいつも、同じ靴をはいていて、私の心を乱します。日経朝刊タテ二つ折りを手に持ち、カチッとした服、いかにもデキるOL風なのに、絶対、同じ靴。足裏フリークの私には、彼女の足裏・指の悲鳴が聞こえてきそうです。おかげで毎朝、彼女の姿を見ると、ドキドキ祈るような気持ちで足元をチェックするのが習慣になってしまいました。
 足の裏は本当に寡黙な働き者です。指の間もしっかり洗って、土踏まずやかかともごしごし洗って、ちゃんと拭いて、いたわってあげてください。そうするだけで、青竹やゴルフボール踏まなくても、刺激が伝わって、多少の健康効果も期待できそうです。そしてくれぐれも、長時間履く靴は時折替えて、足にも気分転換させてくださいね。

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