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 加藤茶犬の 『番犬商売』

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   ◎茶犬の勝手に番犬

     その2.山本陽子の胸元を番する

 週休4日くらいで仕事をしている茶犬は、平日でも時間がとりやすいので、よく、大家さんのお仕事関係の観劇のお供をします。
 いつも、大家さんが誘ってくれるお芝居は、ジャンルはさまざま。が、別の意味で、大きく二つに分類されます。
@お芝居の1ファンとして、これはすごい名作!見ておくべき!と思われるもの。
A横町の住人として、このおポンチさを味わっておくべき!必見!と思われるもの。
出発点は違いますが、毎回、「見なければ!」という我々の情熱は結構なものです。
 さて今回、大家さんから「これなんだけど…」と差し出されたチラシに、江守徹のリーゼント姿が認められたとき、即座に今回はAだと悟りました。もちろん、生・江守のリーゼントを見逃すわけにはいきません。まんまと仕事を切り抜けて、台風情報にざわめく街中の劇場へ出かけました。
 きたきた、生江守。しかし、期待したほどのやんちゃリーゼントではありません。なんだ、残念。…と、しばらく筋を追っていた茶犬でしたが、次第に気がついてきました。この芝居、江守の恋人かつ、主人公の女の子のダメ母である山本陽子のものなのだと。
 陽子は、派手好きでだらしない母親という役どころのためか、つねにすんごい衣装を着ています。スカートはぱつんぱつん、またやたらけばけばしい。山本陽子といえば、「ザ・ハングマン」シリーズでバラから催眠ガスを撒き散らしていた「パピヨン」役ですが、それとは一風違ったあだ花っぷりです。また、「ジャクソン・ファイブ」が大好きで踊りまくるという場面が劇中によくあるのですが、この踊りってのが…。いや、かっこよく踊らない方がいい役ってのはわかるんですが、見てるこっちがつらかった。楽しそうじゃないし。早く、音を落として次のせりふ入れてやってくれー、なんて、一瞬思ってしまいました。
 そんな陽子と江守のいちゃいちゃシーンをふんだんにとりいれ、進んでいったこの芝居。おかしいなー、前に映画で見たときはもっとはらはらと話の展開を見ていたはずなのに、どっしり構えて見てしまっている茶犬。私をはらはらさせるのは、こうなるともう陽子だけです。陽子の露出度は、エンディングにかけてピークに達し、ついにキャミソール(ショッキングピンク)とぱつぱつタイトスカートとなりました。それでそのまま、カーテンコール。主人公である女の子は最初に出てきて、最後に登場するは陽子。「やはり、これは陽子の芝居…」と思わず目を合わせる大家さんと茶犬です。そして、ふと目を戻すと、キャミ姿の陽子が深々とお辞儀を!!胸元は開けっぴろげ!?「見える見える!」と思わず叫びそうになってしまいました。しかし、そこは最初からぴったりとカバーされているのか、よくは見えません。それにしても、キャミだし…と思ってると、また深〜いお辞儀!うぉっ見えるのか?見えないのか?!…2回のカーテンコールの間中、今考えれば格別見たいわけでもなかろうに、お辞儀を繰り返す陽子の胸元に釘付けになった茶犬でした。あ、「番」じゃないか。

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