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 加藤茶犬の 『番犬商売』

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   ◎茶犬、不健康になる

     

 前回のこのページで、「中途半端はよくない!今年は気合入れていくぞ〜」と、宣言した途端、入院する羽目になってしまいました。

びっくりしました。入院?!この「パーツ健康道」を書いてる私が?!
確かに、ずーっと胃は重かった。けど、けど、入院なんて、小学6年にもなってかかったためにおおごとになったハシカ以来です。その時は、伝染病なので病室から出られず、おまる暮らしでした。おまる…記憶が甦る…。

 とりあえず、空いている二人部屋に入れられ、点滴開始(ここまでのいきさつは、ご隠居のコラムをどうぞ)。隣のベッドには、1年前の交通事故で九死に一生を得、折れた足の骨に取り付けていたボルトをはずす手術の為に入院していた女性。さすがに入院生活のベテランだし、退院間近で余裕もあるのか、ものすごく親切にしてくれます。ただ、もはや怖いものなしの彼女は、「ほらー、これが足に入ってたボルト!!」と、夜中にビニール袋に入った現物を見せてくれたりして、怖がりの茶犬は参りました。楽しかったけど。
 そして、次の日の朝。突然、胃カメラ検査が告げられました。恐怖で固まる茶犬。そして、固まったまま連行され、まずーい麻酔薬を飲まされ…ちらりと目をやると、黒っぽいチューブのようなものが…。嘘つき!胃カメラのチューブが細くなったなんていったの誰だよ!!と思わず激怒してしまう、しっかりした太さです。しかし、だからってなす術もなく、横向きに寝かされ、ごっくん…。あがごばげへてぼはじゃにょうじぇげべ…わけのわからない状態、すすんでいくカメラ。くーっ、すごく苦しい!! しかも、先生は空気入れで、私の胃にがふがふと空気を入れています。唾は飲み込んではいけないと言われて顔半分だらだら、げっぷをこらえてくださいと言われて涙が出てまたもだらだら、もう私の顔面は大変なことになってます。苦しげな私を見て、看護婦さんは「おちついて〜、大丈夫よ〜、お産のほうがつらいよ〜」と、励ましてくれますが、経験もないし、こんな時に言われても救われないっつの!!ごじゃばげひでぼ…もうあかん!と思った時、やっと終わりました。
 この他にも、輪切り撮影され、エコー検査され、血を採られ…騒いだ割には、軽い胃炎で幸いでした。さっそくおもゆから食べる練習をして、本を読み、ひまな時には4コマ漫画を描いたりして、会計では家計に大打撃を与えて退院しました。

 めったに経験できない入院生活、不謹慎ですが、おもしろかったこともたくさんありました。一番は、ご隠居のコラムにもありますが、慌ててもってきてくれた入院グッズ。ぼろぼろのしかなかったので、新しいパジャマを買ってきてもらったのですが、それが、オレンジ色のネル生地に青りんごの模様がいっぱいついたパジャマ! どんな顔して選んだんだろ、どうしてこの柄にしたんだろ?と、想像するだけで、採血の失敗(痛い)にもめげず、ちょっと笑うことができたのでした。

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